広々ゆったりワゴン

老人福祉施設に勤務する私は一昨年の職場の忘年会がきっかけだったと思うのですが同じ職場で働く気の合う仲間たち数人で2.3カ月に一度勤務がシフト制なので休みを合わせて観光を兼ねて美味しいと評判の店に食事に行く事が定例の行事になりました。
美味しい料理には美味しい酒が付き物で酒好きの私にはお酒なしで美味しく料理を食べる事が出来ず集まった仲間も皆同じで飲酒に対する規制が厳しい現代では都会とは違い車を運転しないと美味しい料理を食べる事が出来ない田舎に住んでいる者にとって美味しい料理を提供してくれる店は遠い存在で共通の悩みでもあったのですが年配のドライバーさんが自ら運転手を買って出て気の合う仲間でのドライブ兼食事会が始まりました。人数は運転手を含め7人だったのですが運転手さんがワゴン車を持っていた為に1台の車で行く事ができて、その時程ワゴン車の有難味を実感した事はありませんでした。他のメンバーは軽自動車か普通車で本来ならば2台の車に分乗してのドライブ兼食事会になっていたはずです。1台の車に乗る事で会話も弾み雰囲気も随分と和みます。たわいもない会話に大笑いしてこんなに笑ったのは何年振りだろうかと思える時もあった位です。家庭を持つ人にとってもワゴン車は大変有り難いものです。
嫁に行った娘はあっと言う間に3人の母親になりましたが両親と同居している為に7人の大家族です。娘婿は普通車、娘は普段は軽自動車に乗っていますが今は子供が小学生なので少し窮屈の感じる程度で娘婿が普通車に乗っている為にさほど不便は感じてはいませんが何年後に子供達が成長するとワゴン車が必要だと言っています。先日、娘婿の友達の勤務する中古車センターに行き新車のワゴン車の見積もりを取ったそうですが、とても手の届かない金額でワゴン車を買うのであれば中古車しかないと少し残念そうに言っていました。最近では少子化が社会問題になっている半面、私の住んでいる地域では子供が3人いる家庭が結構多い事に驚いています。そしてその家庭には必ずワゴン車があると言うのも事実です。
家族の多い家庭ではワゴン車と言うのは必需品の様で結構無理をして購入しているように思えます。ですが家族の移動にはワゴン車が大変便利で娘一家に安い中古車で良いから将来的には必要だと思い一人暮らしの私には必要はないのですが何とか少しは援助してやりたいと思っています。